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2004.05.31

コスト管理

といっても下請け・外注さん管理とかそういう話ではなく。
移動平均原価法を使用するときにあったこと。

FIFOでないと認められない会計基準の国はともかく、移動平均法を原価計算法に採用すればたいていの国では認可される。日本ではまだ最終仕入原価法でも問題ないわけだが、海外向けソフトはすべて移動平均で作成している。
で、当たり前の話なのだが「どこまでがその会社の在庫なのか?」ということをきちんと整理しておかないとP/Lがぐちゃぐちゃになってしまうので注意しなくてはいかん。
商品の状態というのはその業務形態によっていろいろと変化すると思われるが、検収伝票にハンコを押してからが在庫になり、出荷伝票を切ったらor請求書を出力したら自在庫ではなくなる、というのが一般的だろう。
物流系だとこの倉庫内での管理ステータスが多く、業務のイメージがわかないプログラマさんによっては、とんでもない勘違いをしてしまうことがあり参った。

あるシステムでは払出し伝票と送り状と請求書を同時に出力する仕様になっていたのであるが、実際に現品を出庫してからチェックの上、始めて売上が立つようにしていた。しかし、そのプログラマ氏は請求書が払い出し伝票と同時に出ているため、この時点で売上完了と思ったらしい。
移動平均の基本公式は

移動平均原価=[(最終受入原価)x(受入数量)+(現状在庫数)x(再計算前原価)]/[(受入数量)+(現状在庫数量)]

であるため上記の例では、売上完了処理前の在庫は現状在庫数として扱う必要がある。
ところが勘違いから現状在庫数から減算してあったため、受入数量による平均原価の振れ幅が大きくなってしまったし、その会社のP/Lがおかしくなってしまう。
詳細設計にはタッチしていなかったので、テスト段階でこの間違いが発覚し、あわてて修正、ということになり問題は回避されたものの、冷や汗が出たのを覚えている。

こんな経験もありコスト管理など、会計がらみの機能があると私はついつい萎縮してしまう(^^;
簿記の勉強も真面目にやっとかないといかんなー。

……もっとも、この問題については別段簿記知識の話ではなく、仕様書の提示段階でどこまで曖昧でない表現で指示を出せるか、ということになるのでコスト管理に限った話ではなく上流工程担当者の能力不足、という話につきるわけだが(^^;

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コメント

お仕事プログラマは大変ですね。
わたしは軟弱にも、MMORPGのゲームマスターを目指しています。
英語が必要だけど資格ないんだよなあ。出身大学だけで信用してくれるかな?

投稿: FUN | 2004.05.31 16:43

自腹というのは痛いでしょうがTOEICを受けてみては?
おいらは最高525点です(恥)
はっきしいって海外出張するのには最低限度クラスの能力ですσ(^-^;

投稿: かっしい | 2004.06.01 23:09

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