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2006.01.12

東証だけの問題か?

東証関連の話題は一段落、というところであるが、少し前の日経IT Professionalsを読み返していて、CSKの有賀さんの記事がちょいと気にかかった。
ここしばらくなりを潜めてきたとはいえ、システム子会社に自社のシステムインフラを委ねる形でのアウトソースが花盛りであったことがある。(私の所属会社もこの流れに沿って、親会社からの業務委託が急拡大しているのであるが)
これはこれで本社コアスタッフの技能低下・管理能力低下という大きな問題が近年は顕在化しており、きちんとした会社では歯止め傾向になってきている。
ただ、それでもきちんと株式支配などをして子会社をコントロール出来ているのであれば、それなりに意味があるのだろうが、この記事のショッキングだったところは

いかにも東証の子会社のごとく扱われているTCSが、実は富士ソフトABCの子会社であるという点だ。(有賀貞一 日経IT Professionals 2005年12月号より)
というところであろう。

現実的には東証もTCS(東証コンピュータシステムズ)に対して35%の株を保持して、有力株主として株式支配を行っているのであるが、なかなかに考えさせられるところだ。
東証のようにシステムが業務の全てといっていいような企業で、企業システムの主軸をアウトソースするということはどういうことなのか、というのは大いに考察の余地がありそうだ。
尚、当該記事はベンダである富士通に対して同情的な論調であるが、記事の主眼が「ユーザー企業の情報システムへの取り組み方」への警鐘を鳴らすのにあるし、筆者自身が大手SIベンダーの取締役であるという点は割り引いて考える必要があるだろう。
私としては主旨には大いに賛成であるが。

関連:
しつこいですが東証の障害(当ブログ)
システム障害の根源はIT部門の弱体化にある---針路IT(日経IT Pro)

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