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2014.08.14

[書誌]イスラム飲酒紀行

私は酒飲みである。休肝日はまだない。

こんな印象的な(ちょっと『吾輩は猫である』を模した)書き出しで綴られた、イスラム圏の愉快な旅行記。

私はインドネシアに多く出張した経緯から、ムスリムの友人も何人かいる。
インドネシアは多民族国家ということもあり、イスラムの戒律に対して国としては厳格な姿勢ではない、という認識であったので、彼らの中にムスリムであっても心の友たる飲兵衛がいることも承知している。
また知人でサウジアラビアに滞在していた人からは
「他国のムスリムが、お酒を飲みにサウジに来てるんだ、とサウジ人は時折笑ってる」
というような伝聞も聞いたことがある。

近々私はパキスタンに出張する可能性があるのだが、パキスタンでは酒は飲めない、と聞かされている。
そこへ来て本書である。
俄然興味が引かれようというものだ。なにしろ筆者が綴る9ヶ国の2ヶ国目にパキスタンが登場しているのだ。

個々の逸話については、ぜひとも原文にあたっていただきたいところだが、パキスタンで面白かったのは「ドクターゴー」という医師からの飲酒許可制度である。日本では「ドクターストップ」は良く聞くが、寡聞にして「この人病気だからお酒飲みなさい」という飲酒のススメを出してくれるというのは聞いたことがない(笑)
またこうしたドクターゴーが合法であるため、パーミットプレイスと呼ばれるごく狭い場所にて酒類の販売が認められている、ということのようだ。

ムスリムがお酒を飲まないのは、コーランの中に「酔っぱらって礼拝に来ないように」というような一節があるからだそうだ。
つまり飲酒自体がダメ、じゃなくて飲酒礼拝・公共での飲酒ダメ、ということのようである。

イスラムというと近年の紛争の多くの背景にあがることもあり、怖い印象がある人も多かろうが、ムスリムの実態は我々となんら変わらないフツウの人である。
そのことを実感するためには、彼らとも酒席をともにしたいところであるが、難しいよなあw

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