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2020.02.05

社畜の戦いーあるワナビへの鎮魂歌

購入後、しばらく積ん読になっていたのだが一気に読んでしまった。おかげで寝不足ですよ(自業自得)

 

大変真摯に創作と働くことにフォーカスした"ラノベの皮を被った社畜小説"堂々の完結。
筆者自身が書いているとおり「29歳社畜が、JKと出会って夢の呪縛から解き放たれる話」として現時点で私の中では間違いなく最高峰の作品である(そんなニッチな作品がほかにあるかどうかはさておき)

 

私自身、学生時代は「ワナビ」だった。当時はそんな言葉はなかったけど。
いや実際には槍羽よりも受け身で行動もろくにせず、夢想ばかりする度しがたいワナビ"もどき"だった。
勝手な夢を見て、夢破れ、なんとかそれなりに生きている。5巻の後書きにあった「負けた後の世界を生きる」メンバーのひとりである。

 

槍羽は花恋と出会うことで「負け」が本当は敗北ではなく「今日」を形作るピースであったことを発見していく。
この発見のプロセスの尊さ・まばゆさゆえに私は目を細める。

 

本作は巻を追う毎に尻上がりにシンパシーをいだき自分の中での大切さが増していった。
最初は「俺修羅面白いから、この作品も読んでみるか」くらいの軽い気持ちだったが、いまは「よくぞこのように夢をあきらめた人々の魂を癒やす鎮魂歌を書いてくださった」という思いに駆られている。
よくぞ完結してくれた、よくぞ活写してくれた。
もうそれ以上何も言えない思いである。
ありがとうございました!

 

……といいつつ、本巻ではいつものやりちん無双の痛快さは当たり前として、沙樹無双状態が個人的には大変ツボだった。
ここに至るまでやや不遇な感のあった沙樹ちゃんが大活躍する本巻はもうそれだけでも感無量。
ハム太郎課長の次に大好きな沙樹ちゃんの活躍を読めただけでご飯三杯はいけます!

 

さて、次はいよいよ俺修羅の14巻ですね! と作者に呪いをかけてしまおう。

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